週1の英会話教室って本当に効果あるの?と思った方多いのではないでしょうか?
週1で長くて50分程度しかないし、授業中お友達の真似をしてるだけで実際理解できてるのか、、と私も疑問に思いながら月1万円以上払って2年ほど通わせていました。
2年通わせて分かった幼児期の英会話教室のメリットデメリットを以下にまとめます。
メリット
・外国人の先生になれることができるオンラインを始めるときに役立つ
・付属の教材(カードや音声電子ペン等)が貰える
カードはおうち英語でインプットを増やす際のマストアイテムです。最初にあれこれ選ぶ手間が省けるのは良いですが、教室によっては物足りない量しかもらえないかもです。結局我が家はopportunityやadjectiveのカードを買い足しました。
・TRFの方法を親が理解できる
幼児英語教育のスタンダードな勉強方法であるTPRを実際に体験することで、家でどういった英語のYoutubeが適しているかなど選択の基準を親が身に着けることができます。
・母子分離を進められる
・子供が楽しめる
・おうち英語のモチベーションを維持できる
結構これが大事だと思っています。1日仕事や家事、育児に追われて、さらにおうち英語~、今日はもういっか~となりがちですが、定期的に教室に通うことでモチベーション(特に親)を上げることができます。
デメリット
・高い
・インプットの量が圧倒的に足りない
・進度が子どもに合わせられない
・フォニックスが不十分
大手は何か所か見学にいきましたが、しっかりフォニックスをしているところはありませんでした。個人的な見解ですが、フォニックスって地味な積み重ね作業のため、週一でやっても効果が見えにくく顧客の満足度に寄与しないためではないかなと考えています。
そもそも英語習得に必要な時間って?
英語を習得するためには、一般的に2,000時間の学習が必要とよく言われます。
週1回 × 40分 × 授業回数 40回/年で、年間として、約30時間/年。
圧倒的に週一英会話では時間が不足していることが分かります。
ちなみに2000時間というのはアメリカ国防省の機関である FSI(Foreign Service Institute) の調査に基づいています。FSIは米国外交官に言語と文化のトレーニングを提供しています機関です。
では、この2,000時間の学習で何が可能になるかというと
・自己紹介や挨拶、軽い会話ができる(一般的なトピックや自分の興味がある話題について)
・ネイティブスピーカーの話していることがなんとなく理解できる
ただし、映画を字幕なしで見たり、ネイティブ同士のスピーディーな会話についていくこと、自分の意見を日本語と同レベルで話すこと、正確な文法や単語を活用して流暢に話すことは難しい程度です。
まとめ
週1英会話教室は、結論として英語力を上げる効果はほとんどないです。
一方で、英語と外国人に親しめ、おうち英語への活用を狙うことができると考えます。そのような観点であれば1年、2年通うことはおすすめです。ただしかなりコストがかかりますので、お子様のタイミングでオンライン英会話に切り替えて英語に触れる時間、英語のレベルを上げていくことが重要と考えます。また、都心部であれば帰国子女向けなど英会話教室も多様化していますので、大手英語教室が物足りなくなってきたら子どものレベルに合わせてよりレベルの高い教室を変えるということも可能です。